骨サイ⑤観光協会の人の思い出話
11月12日
佐原って、小さな川沿いに古い町並みが残っていて、
千葉県のたびするでは行きましたけど
伊能忠敬の家や記念館もありました
伊能忠敬は、自分のやりたいことに一途で、
精神力の強さに、とても感心した記憶があります
今回はそこはパスで
佐原駅
駅に暖簾がかかっていて、古い街並みに同化したような駅舎です
駅前に観光協会があるのではいってみました
お土産の物販もやっているので忙しそうで、
申し訳なかったのですが、聞いてみました
「彦一凧に関係のある場所に行きたいんですが
彦一凧発祥の地とか、ありますかねえ?」
「なにだこですって?」
「ひこいちだこ」
「う~ん。それ、聞いたこと無いですねえ。どんな凧ですか?」
「どんなって言われても、、、かなり変わった形です」
「う~ん。」
観光協会の人は、すごく困ったご様子で
しばらく考えていましたが
「変わった形の凧ですか~?
そういえば、昔、私が小学生の頃、変わった形の凧をあげたことがあります
ちょっと待ってくださいね」
そう言って、観光協会の人が
紙とペンを持ってきて、そこに絵をかきました
「こんな形だったかなあ~??」
と四角い形を描いて
「ああそうだ、下のこの辺に、こんな変なものが付いていたような・・」
と、四角の下に、小さな丸いものを二つ描きました
おおう、彦一凧は、下に丸い団扇のようなモノが一つだけ付いているんですが
その人のは二つでした
でも、きっと彦一凧です
「そうそう、それそれ、それ、ほぼ彦一凧です」
「へえ~、これ彦一凧って言うんですか~。
凧ってことはもちろん分かっていましたけど
彦一凧という名前だったとは、今まで知りませんでした」
「彦一さんという人が発明した形なんですけど
凧をあげる人たちにとっては、すごく有名な凧で
全国でも有名で
彦一さんは、佐原の人なんですよ
佐原に住んでいた彦一さんが発明したので、
この佐原から全国に広まったってことみたいなんです」
「へえ~え。だから、小学校の時、上げたんですかねえ。
今の小学生はどうかわかりませんが、私たちの時は、
必ず1回、3年生くらいで、全員があの凧をあげることになっていたんです
凧に自分で絵を描いたんですよ
懐かしいです
子供だったから、佐原の人が発明したとか、
そういうことは分からないままだったんですねえ」
観光協会の人に、むしろ、感激されてしまって
懐かしい思い出を甦らされているようでしたが
「じゃあ、彦一凧に関わる場所ってないって事ですよねえ
ま、それならいいです
あったら行きたいなあ、くらいで来ただけですから」
とおかはんが言ったんですよ
そしたら、観光協会の人が、
「あ」
と言って、どこかにむかってさっさか歩いて
観光協会のスペースの奥の端っこの方の
なんだか見えないあたりに、行ってしまったんですよ
おかはん、なんだろう、と思って待っていたんですけど
シルエットだけは見えるんですが
誰かそこにおられるのは分かったんですよ
それが彦一さんだったら、驚きですけど
そんなわけないでしょう
あの凧って、いつ発明されたんでしょうかねえ
広まってからも、だいぶたっていると思うので
彦一さんがおられるはずはないと思うんですよ
どう考えたって、彦一さんではありませんよ
佐原って、小さな川沿いに古い町並みが残っていて、
千葉県のたびするでは行きましたけど
伊能忠敬の家や記念館もありました
伊能忠敬は、自分のやりたいことに一途で、
精神力の強さに、とても感心した記憶があります
今回はそこはパスで
佐原駅
駅に暖簾がかかっていて、古い街並みに同化したような駅舎です
駅前に観光協会があるのではいってみました
お土産の物販もやっているので忙しそうで、
申し訳なかったのですが、聞いてみました
「彦一凧に関係のある場所に行きたいんですが
彦一凧発祥の地とか、ありますかねえ?」
「なにだこですって?」
「ひこいちだこ」
「う~ん。それ、聞いたこと無いですねえ。どんな凧ですか?」
「どんなって言われても、、、かなり変わった形です」
「う~ん。」
観光協会の人は、すごく困ったご様子で
しばらく考えていましたが
「変わった形の凧ですか~?
そういえば、昔、私が小学生の頃、変わった形の凧をあげたことがあります
ちょっと待ってくださいね」
そう言って、観光協会の人が
紙とペンを持ってきて、そこに絵をかきました
「こんな形だったかなあ~??」
と四角い形を描いて
「ああそうだ、下のこの辺に、こんな変なものが付いていたような・・」
と、四角の下に、小さな丸いものを二つ描きました
おおう、彦一凧は、下に丸い団扇のようなモノが一つだけ付いているんですが
その人のは二つでした
でも、きっと彦一凧です
「そうそう、それそれ、それ、ほぼ彦一凧です」
「へえ~、これ彦一凧って言うんですか~。
凧ってことはもちろん分かっていましたけど
彦一凧という名前だったとは、今まで知りませんでした」
「彦一さんという人が発明した形なんですけど
凧をあげる人たちにとっては、すごく有名な凧で
全国でも有名で
彦一さんは、佐原の人なんですよ
佐原に住んでいた彦一さんが発明したので、
この佐原から全国に広まったってことみたいなんです」
「へえ~え。だから、小学校の時、上げたんですかねえ。
今の小学生はどうかわかりませんが、私たちの時は、
必ず1回、3年生くらいで、全員があの凧をあげることになっていたんです
凧に自分で絵を描いたんですよ
懐かしいです
子供だったから、佐原の人が発明したとか、
そういうことは分からないままだったんですねえ」
観光協会の人に、むしろ、感激されてしまって
懐かしい思い出を甦らされているようでしたが
「じゃあ、彦一凧に関わる場所ってないって事ですよねえ
ま、それならいいです
あったら行きたいなあ、くらいで来ただけですから」
とおかはんが言ったんですよ
そしたら、観光協会の人が、
「あ」
と言って、どこかにむかってさっさか歩いて
観光協会のスペースの奥の端っこの方の
なんだか見えないあたりに、行ってしまったんですよ
おかはん、なんだろう、と思って待っていたんですけど
シルエットだけは見えるんですが
誰かそこにおられるのは分かったんですよ
それが彦一さんだったら、驚きですけど
そんなわけないでしょう
あの凧って、いつ発明されたんでしょうかねえ
広まってからも、だいぶたっていると思うので
彦一さんがおられるはずはないと思うんですよ
どう考えたって、彦一さんではありませんよ